中大兄皇子

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なかのおおえのおうじ


画題

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解説

画題辞典

中大兄皇子は、天智天皇、御即位前の称なり、少にして英邁、最も有為を以て嘱目せらる、時に蘇我入鹿不臣の行あり、中臣鎌足匡済を志し窃に心を皇子を寄す、一日皇子鞠を法興寺の槻樹の下に蹴るに、偶々靴脱す、其の時鎌足陪して在りしが、進んで之を取り跪いて之を皇子に捧ぐ、是より皇子鎌足と相許し、倶に肺肝を吐露し、周孔の道を南淵先生に學ぶに托して相往来し、遂に蘇我氏討伐の計を成すという。

蹴鞠の図は、古来最も好んで画かるゝ所なり、古く土佐長隆筆(鷹司公爵所蔵)あり、近代の作例亦多し。

(『画題辞典』斎藤隆三)

東洋画題綜覧

てんじてんのう「天智天皇」のこと、その項を見よ。

(『東洋画題綜覧』金井紫雲)