提供: ArtWiki
2021年12月7日 (火) 19:03時点におけるWikiSysop (トーク | 投稿記録)による版
(差分) ← 古い版 | 最新版 (差分) | 新しい版 → (差分)
ナビゲーションに移動 検索に移動

ひよどり


画題

画像(Open)


解説

東洋画題綜覧

鵯古くは『ひえどり』燕雀目鵯科に属し、嘴太鵯、島鵯、黒鵯、台湾鵯、琉球鵯、磯鵯など類似のものがある、鵯は我が国特有の鳥で、秋から冬にかけて人里近くに現はれて来る、頭が灰色で嘴基部から頬にかけて栗色、翼や羽は灰褐色、腹は白く尾は比較的長く、脚は極めて短かい、時に頭の羽毛を立てる、此の鳥の習性として赤い実を好むことよく知られてゐる。島鵯は白頭翁と呼ばれ、頭から胸の上までが白い、鵯の画かれたものは極めて多い。

雪舟筆    『枯木鵯図』  島津公爵家旧蔵

狩野元信筆  『柳に鵯』   同

狩野松栄筆  『柳鵯図』   同

橋本雅邦筆  『雪中鵯図』  浜松中村氏旧蔵

永田春水筆  『雪晴れ』   第十一回帝展出品

榊原紫峰筆  『雪中鵯』   紫峰花鳥集所載

(『東洋画題綜覧』金井紫雲)