公冶長

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こうやちょう


画題

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解説

東洋画題綜覧

支那、春秋、魯国の人、字は子長、孔子の弟子で、よく鳥語を解したといふ。孔子が、その人物を賞して『長妻すべし縲絏の中にあれどその罪に非ず』といつて女を妻に与へたこと論語にあつて有名である。

世伝公冶長、能通鳥語、或言、冶長、貧而閑居、無以給食、有雀飛鳴其舎、呼之曰、南山有虎駝羊当急取之、冶長如其言、往山中、果得大羊、及亡羊者跡之、牽得其角以為偸、訟之魯君、繋之獄、孔子為之白魯君、不解未幾雀復鳴於獄舎曰、斉人侵彊、当急禦之、獄史白於魯君、弗信姑如其言、跡之、斉師果至、命冶長発兵奪敵獲勝、因釈之、欲爵以大夫冶長不受、羞恥因禽獣以得爵禄也、後世遂廃其学  (広博物志)

公冶長を画けるものに松島白虹の作(第九回帝展出品)結城素明筆『囀』(第五回文展出品)がある。

(『東洋画題綜覧』金井紫雲)