海の幸
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うみのさち
画題
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解説
画題辞典
海の幸は神代記の謂ゆる「鰭廣物鰭狭物」(はたのひろものはたのさもの)にして海上の獲物をいう。神代に於て火闌尊(ほすせりのみこと)之を保ち給いりという。山の幸の対照として画かる、彦火々出見尊火闌尊の条、併せ見るべし。
(『画題辞典』斎藤隆三)
東洋画題綜覧
幸は幸取の約略、漁猟して物を取ることは身の幸であるとの意、海の幸は即ち海のもの鰭〈はた〉の広物狭物を漁るの業をも言ふ、其の語は古く『古事記』神代記下に『兄火酢芹命、能く海の幸を得』の文字がある、又海に漁りして魚を釣る鉤(釣鉤)をも幸といひ幸鉤といふ。そしてその業をも海幸といふ。 (大言海)
海の魚類など画いて『海幸』又は『海の幸』と題することここに出づ。
(『東洋画題綜覧』金井紫雲)