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	<title>Z0688-2-020 - 版の履歴</title>
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		<title>2025年5月7日 (水) 00:00にWikiSysopによる</title>
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		<updated>2025-05-07T00:00:04Z</updated>

		<summary type="html">&lt;p&gt;&lt;/p&gt;
&lt;p&gt;&lt;b&gt;新規ページ&lt;/b&gt;&lt;/p&gt;&lt;div&gt;=総合=&lt;br /&gt;
[[画像:Z0688-2-020.jpg|thumb]]&lt;br /&gt;
&lt;br /&gt;
==葛の葉きつね　童子にわかるゝの図==&lt;br /&gt;
&lt;br /&gt;
&lt;br /&gt;
絵師：芳年 &lt;br /&gt;
&lt;br /&gt;
落款印章：芳年（大蘇印）&lt;br /&gt;
&lt;br /&gt;
出版年：明治23年（1890）&lt;br /&gt;
&lt;br /&gt;
版元：佐々木豊吉&lt;br /&gt;
&lt;br /&gt;
画題：「[[新形三十六怪撰]]」　　「葛の葉きつね童子にわかるるの図」&lt;br /&gt;
----&lt;br /&gt;
&lt;br /&gt;
===葛の葉きつね===&lt;br /&gt;
&lt;br /&gt;
狐と人間との婚姻の話は、[[「日本霊異記」]]や、「水鏡」、「今昔物語」などにも見られる。&lt;br /&gt;
そして、その中から安倍晴明を信田の森の狐の子とした「信田妻」と呼ばれる物語が誕生する。&lt;br /&gt;
その信田の森の狐が「葛の葉きつね」である。&lt;br /&gt;
&lt;br /&gt;
===信田妻===&lt;br /&gt;
　　&lt;br /&gt;
正保四年（一六四七）年刊の『簠簋抄』は、晴明の母が「恋しくば尋ね来て見よ和泉なる信太の森のうらみ葛の葉」の歌を残して姿を消し、のちに狐の姿で再会して、信太明神の化身であると告げたとしている。（引用）－『歌舞伎登場人物事典』　河竹登志夫他　白水社　2006．10&lt;br /&gt;
&lt;br /&gt;
&lt;br /&gt;
享保十九年（一七三四）十月十五日より竹本座に上場された「蘆屋道満大内鑑」は、竹田出雲の独作の中でも注目すべき傑作であり、今日なお舞台に生命を持ち続けていて、とくにその四段目は繰り返し上演されている。この浄瑠璃の先行作品としては、正徳三年（一七一三）豊竹座に上演された紀海音の「信田森女占」や、元禄・宝永・正徳の間（一六八八～一七一五）に歌舞伎に上演された「しのだづま」の諸作品が挙げられるが、さらにその根元を求めるならば、古浄瑠璃や説教節にまで遡らねばなるまい。&lt;br /&gt;
&lt;br /&gt;
古浄瑠璃では正本の現存するものは、延宝二年（一六七四）九月、鶴屋喜右衛門板「しのたづまつりぎつね付あべ晴明出生」が古く、ついで、延宝六年（一六七八）二月、山本九兵衛板の山本角太夫正本「しのだづま」が知られている。&lt;br /&gt;
&lt;br /&gt;
寛文（一六六一）以前かと推測された説教節の正本「しのだづま」が挙げられているが、これについての詳細はその後わかっていないので、説教節の「しのだづま」について残存するものを知らない。（引用）『中世賤民と雑芸能の研究』　盛田嘉徳　雄山閣出版　昭和49&lt;br /&gt;
&lt;br /&gt;
&lt;br /&gt;
===説教節「信太妻」===&lt;br /&gt;
&lt;br /&gt;
&lt;br /&gt;
大内鑑の様に、信太の荘司などは出て来ず、破局の導因が極めて自然で、伝説其儘の様な形になつてゐる。&lt;br /&gt;
或日、葛の葉が縁側に立つて庭を見てゐると、ちようど秋のことで、菊の花が咲いてゐる。其は、狐の非常に好きな乱菊といふ花である。見てゐるうちに、自然と狐の本性が現れて、顔が狐になつてしまつた。そばに寝てゐた童子（ドウジ）が眼を覚まして、お母さんが狐になつたと怖がつて騒ぐので、葛の葉は障子に「恋しくば」の歌を書いて、去つてしまふ。子供が慕ふので、安名が後を慕うて行くと、葛の葉が姿を見せたといふ。（引用）『折口信夫全集２』　折口信夫　中央公論社　1995．3&lt;br /&gt;
&lt;br /&gt;
&lt;br /&gt;
&lt;br /&gt;
===浄瑠璃「蘆屋道満大内鑑　保名内　葛の葉子別れ」===&lt;br /&gt;
&lt;br /&gt;
天文博士・加茂保憲の弟子、安倍保名は師が残した秘書『金烏玉兎集』を盗んだという無実の罪を着せられ、自害しようとする。その場にいた保憲の養女で保名の許婚・榊の前は保名をかばい、自ら喉に刃をつきたて果てる。目の前の許婚の死に狂乱した保名は榊の前と瓜二つの妹、葛の葉姫に出会い正気にかえるが、葛の葉に横恋慕する石川悪右衛門に襲われ、離れ離れとなる。&lt;br /&gt;
　&lt;br /&gt;
&lt;br /&gt;
このとき、保名が信太の森で助けた白狐が葛の葉に化身して現れ、何も知らない保名と夫婦となり、安倍野の里で一子をもうける。しかし、六年後、本当の葛の葉姫とその父信田庄司が訪れ、正体が知れた葛の葉狐は障子に「恋しくば尋ね来て見よ和泉なる信太の森のうらみ葛の葉」と形見の歌を書き残し、幼い幼児を置いて信太の森へ帰ってゆく。（参考）『竹田出雲　並木宗輔　浄瑠璃集』　新日本古典文学大系93　岩波書店　&lt;br /&gt;
&lt;br /&gt;
===歌舞伎　「芦屋道満大内鑑」===&lt;br /&gt;
享保二十年四月、京都中村富十郎座にて歌舞伎化初演。&lt;br /&gt;
和泉国信田の森の白狐が、安倍保名と契って安倍晴明を生んだという、信田妻の伝説を脚色した作品。&lt;br /&gt;
&lt;br /&gt;
〈見どころ〉&lt;br /&gt;
子別れの場面の愁嘆、葛の葉狐と葛の葉姫の早替わり、裏文字や口や左手を使う曲書きが型となっている「恋しくば」の歌を障子に書き残すケレン味のまさった演出など、見せ場の多い一幕となっている。（引用）『歌舞伎ハンドブック第三版』　藤田洋　2006　三省堂&lt;br /&gt;
[[画像:062-C003-044.jpg|thumb]]&lt;br /&gt;
[[画像:kunizatsuc016a.jpg|thumb]]&lt;br /&gt;
[[画像:w0000002.jpg|thumb]]&lt;br /&gt;
[[画像:100-9042.jpg|thumb|「保名　三枡源之助」]]&lt;br /&gt;
[[画像:100-9041.jpg|thumb|「くずの葉　中むら芝翫」]]&lt;br /&gt;
&lt;br /&gt;
&lt;br /&gt;
===「信田白狐伝」===&lt;br /&gt;
成立：宝暦七年（一七五七）&lt;br /&gt;
&lt;br /&gt;
内題は「泉州信田白狐伝」と記す。摂津の安倍野に住んできた保名は信田明神のお告げで加茂保憲に陰陽道を習い、その娘葛子と婚約した。保憲父娘は橘元方の悪謀に陥り流罪とされたが、帰ってきた葛子は、葛の葉と名前を変えて保名と結婚し、童子をもうけた。だが、保憲父娘が帰ってきたことから葛の葉が以前に保名が助けた白狐であることが判明する。白狐は、「恋しくば尋ね来てみよ和泉なる信田の森のうらみ葛の葉」の歌を残して姿を消した。保名親子は信田の森で白狐と再会することができたが、それ以後会うことはなかった。（中略）本書以前に、浄瑠璃「芦屋道満大内鑑」が上演されているので、こうした演劇との関係も無視することができない。『日本説話伝説大事典』　勉誠出版　平成12.06&lt;br /&gt;
&lt;br /&gt;
----&lt;br /&gt;
===異類婚（人間と狐）===&lt;br /&gt;
『日本霊異記』『水鏡』『百家畸行伝』『御伽草子「木幡狐」』『女化稲荷縁起』『女化稲荷月朧夜』『道聴塗説』『江源武鑑』『北窓瑣談』『東鑑』&lt;br /&gt;
&lt;br /&gt;
&lt;br /&gt;
&lt;br /&gt;
&lt;br /&gt;
==類似作品==&lt;br /&gt;
&lt;br /&gt;
&lt;br /&gt;
『 「木曾街道六十九次之内」「四十三」「妻籠　安倍保名　葛葉狐」』&lt;br /&gt;
&lt;br /&gt;
絵師：国芳　落款印章: 一勇斎国芳画(芳桐印) 嘉永5年(1853)&lt;br /&gt;
 &lt;br /&gt;
&lt;br /&gt;
『国芳雑画集』　歌川国芳・画&lt;br /&gt;
&lt;br /&gt;
刊年: 安政三（一八五六）年十二月刊&lt;br /&gt;
&lt;br /&gt;
&lt;br /&gt;
『「源氏雲浮世画合」「帚木」「葛の葉狐」』　&lt;br /&gt;
絵師：国芳　落款印章：朝桜楼国芳&lt;br /&gt;
←水野忠邦による天保の改革によって江戸の諸風俗は大きく制限を受けた。出版界や歌舞伎も贅沢品として制限を受ける。役者絵をそのまま描くことで制裁を被ることを恐れた出版業界は、カムフラージュした作品を描くようになっり、役者そのままを描くのでなく、古典や説話などにそって役者を描いたものである。&lt;br /&gt;
&lt;br /&gt;
&lt;br /&gt;
狐の影が描かれている作品「木曽街道六十九次之内」「妻篭　安部保名　葛葉狐」を見つけた。 &lt;br /&gt;
芳年は、国芳の弟子であったため、師匠である国芳の絵を取り入れたのではないだろうか。&lt;br /&gt;
&lt;br /&gt;
「保名　三枡源之助」 天保０２(1831)　絵師: 国貞〈1〉 落款印章: 五渡亭国貞画  &lt;br /&gt;
&lt;br /&gt;
「くずの葉　中むら芝翫」 天保０２(1831)　絵師: 国貞〈1〉 落款印章: 五渡亭国貞画  &lt;br /&gt;
&lt;br /&gt;
↑&lt;br /&gt;
上の二つの作品は国貞の「木曾街道六十九次之内」「四十三」「妻籠　安倍保名　葛葉狐」以前に描かれたものである。この作品は、保名が葛の葉が障子に和歌を残しているのを見ている。これは、歌舞伎の場面を描いたものである。歌舞伎の中で保名が葛の葉が二人いることに驚く場面ではないかと考える。&lt;br /&gt;
この作品の保名と「木曽街道六十九次之内」「妻篭　安部保名　葛葉狐」の保名の描かれ方が類似しているように感じる。&lt;br /&gt;
&lt;br /&gt;
===John Stevenson氏の解釈===&lt;br /&gt;
はじめに狐についての説明が書かれている。次に葛の葉狐の「蘆屋道満大内鑑」の内容が書かれ、安倍晴明が大人になったとことまで書かれている。そして、人間と狐が結婚する話は、日本には昔からあると書かれ、「日本霊異記」が挙げられ、内容が書かれている。&lt;br /&gt;
&lt;br /&gt;
芳年の作品については、影と反射を利用して描かれている。葛の葉が部屋の中に入っていくところを童子が着物を引っ張って引きとめようとしてる。そこに障子に映るのは狐の影である。と書かれている。&lt;br /&gt;
&lt;br /&gt;
===狐について===&lt;br /&gt;
古くから狐火や狐つきなど説話や迷信が多く、稲荷神の使いなど霊獣ともされ、また、ずる賢い性質で人をだますなどともいわれる。(引用)『日本国語大辞典　第二版　第4巻』　2001年　小学館&lt;br /&gt;
===白狐===&lt;br /&gt;
稲荷に仕える狐もしくは誤解されて稲荷神と思われた狐は、ほとんど白狐である。狐の毛色はほとんどが茶色がかった黄色で俗にいう狐色だが、神道・仏教でいう狐は白狐である。白は清浄であり、また年数を経て白毛となる意もあるから、百歳、千歳の狐は白狐であり、狐色の野狐と区別されて神聖視される。&lt;br /&gt;
&lt;br /&gt;
『兎園小説拾遺』にも「白狐神は上は九百歳以上、下でも五百歳以上でないと白狐の神となれない。」とある。『玄中記』に「百歳為美女」とあるように百年経ったぐらいでは美しい女性ぐらいにしか化けられない。「千年為淫婦」とあるように千年経ってやっと淫婦の手練手管よろしく自由自在に人を操れるのである。&lt;br /&gt;
&lt;br /&gt;
小山田与清の『松屋筆記』には、「白狐が現れるのは瑞兆ではないし、九尾狐を妖怪視するのは間違いである。九尾の狐がめでたい験であることは『延喜式』第二十一、祥瑞の項にも記されており、中国の書にも見えることは『松屋筆記』六十四巻に記しておいた。『古徴書』にも白狐が現れる国は栄えていないとあり、白狐は霊ある目出度い獣ではない」と述べている。&lt;br /&gt;
『松屋筆記』には、別項にも「九尾狐を妖怪のように見るのは誤りとし、文政十二年（一八二九）に堀内元鎧の著した『信濃奇談』でも白狐は妖しい行為をしたこと」が記されている。&lt;br /&gt;
&lt;br /&gt;
動物学上では、日本の狐はいわゆる狐色で黄色から赤褐色や黒褐色の毛並で、銀色はシベリアまたはカナダに多い。&lt;br /&gt;
ところが稲荷神の使いとして飾られる狐は白毛で表現されるので、いつの間にか野狐にも白狐がいるように思われたり、また白狐が神聖視される観念を生じた。&lt;br /&gt;
（引用）『怪異・きつね百物語』　笹間良彦　平成10　雄山閣出版&lt;br /&gt;
===狐の信仰===&lt;br /&gt;
『江戸文学俗信辞典』によるとやはり、江戸の民衆は浄瑠璃『蘆屋道満大内鑑』で知られる「葛の葉狐」が親しまれていたとある。&lt;br /&gt;
&lt;br /&gt;
江戸の民衆に親しまれた「葛の葉」は、安倍保名の命を助けられた野狐であった。「恋しくば尋ね来て見よ和泉なる信田の森のうらみ葛の葉」と障子に書いて立ち去るものがある。（ー引用）　&lt;br /&gt;
また、『江戸文学俗信辞典』は、狐の多くは女に化け男と通ずるといわれている。&lt;br /&gt;
『江戸文学俗信辞典』　平文社　1989.06.&lt;br /&gt;
----&lt;br /&gt;
===葛の葉　花言葉===&lt;br /&gt;
恨み&lt;br /&gt;
[[画像:B6c58e7bcaf3175c8136c87578b6fafb.jpg|thumb]]&lt;br /&gt;
&lt;br /&gt;
&lt;br /&gt;
信田妻が、歌舞伎で上演されているのは1699年から1877年であるが、1835年から1872年までの間の上演記録が「歌舞伎・浄瑠璃興行年表」で検索したところなかった。&lt;br /&gt;
なぜだろうか。&lt;br /&gt;
&lt;br /&gt;
-----&lt;br /&gt;
==まとめ==&lt;br /&gt;
狐と人間の異類婚についての話は多くあった。しかし、その中でも最も親しまれたのが「蘆屋道満大内鑑」である。今回この作品の題材になったのは「蘆屋道満大内鑑」であると考える。&lt;br /&gt;
&lt;br /&gt;
作品については、「葛の葉」を描いた作品は多くあったのだが狐の姿や狐を感じさせるものは芳年の作品と上にあげた国芳のもののみであった。「恋しくばたずねて来てみよ和泉なる信田の森のうらみ葛の葉」の一首を障子に書き残す場面がよく描かれているが、障子をすかして狐の影をみせるところや、作品の上部に葛の葉が描かれているのは、芳年の作品だけである。&lt;br /&gt;
『新形三十六怪撰』は古今さまざまな説話に題材を求めた妖怪画の連作であり、妖怪たちを名ざし、視覚化している。「葛の葉」も障子に狐の姿を写すことで視覚化しているといえる。&lt;br /&gt;
&lt;br /&gt;
上で芳年の作品と類似している様々な作品を挙げたが、手本となっているのは、やはり国芳の作品ではないかと考えます。&lt;br /&gt;
&lt;br /&gt;
----&lt;br /&gt;
参考文献&lt;br /&gt;
『名作物語　第二巻』　寶文館　大正15.06&lt;br /&gt;
&lt;br /&gt;
『名作歌舞伎全集　第三巻』　東京創元社　昭和13.12&lt;br /&gt;
&lt;br /&gt;
『動物信仰事典』　芦田正次郎　北辰堂　平成11.4&lt;br /&gt;
&lt;br /&gt;
『葛の葉』http://blog.goo.ne.jp/dance-fuji/e/696f252fd4276b6e433d0701d2a56e06　（2010/11/04アクセス）&lt;br /&gt;
&lt;br /&gt;
			&lt;/div&gt;</summary>
		<author><name>WikiSysop</name></author>
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