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	<title>Z0688-1-013 - 版の履歴</title>
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	<subtitle>このウィキのこのページに関する変更履歴</subtitle>
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		<title>2025年5月7日 (水) 00:00にWikiSysopによる</title>
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		<updated>2025-05-07T00:00:04Z</updated>

		<summary type="html">&lt;p&gt;&lt;/p&gt;
&lt;p&gt;&lt;b&gt;新規ページ&lt;/b&gt;&lt;/p&gt;&lt;div&gt;=総合=&lt;br /&gt;
== 和漢百物語　伊賀局 ==&lt;br /&gt;
　[[画像:Z0688-1-013.jpg|thumb]]&lt;br /&gt;
○翻刻&lt;br /&gt;
&lt;br /&gt;
「[[藤原仲成]]霊」　「[[伊賀局]]」&lt;br /&gt;
&lt;br /&gt;
&lt;br /&gt;
局は篠塚伊賀守の娘にて吉野の皇居に仕官らる大力の婦人なり　ある夏の夜庭に妖のもの局を呼故、何者ぞと問　此の者答へて自は藤原の仲成なり、門院に恨みあるものなりと　さあらばよきに計らひ得させん立去よといえば姿は消えて失にける&lt;br /&gt;
&lt;br /&gt;
隅田了古筆記　&lt;br /&gt;
&lt;br /&gt;
&lt;br /&gt;
絵師：芳年&lt;br /&gt;
&lt;br /&gt;
&lt;br /&gt;
----&lt;br /&gt;
この絵は『[[吉野拾遺]]』十[[伊賀局化物に遇ふ事]]を題材としていると考えられる。&lt;br /&gt;
&lt;br /&gt;
＜あらすじ＞&lt;br /&gt;
&lt;br /&gt;
後醍醐天皇が崩御され、後村上天皇が再び吉野の行宮に移った時も廉子が同行し、伊賀局もお供をした。そこでは、化け物がいるといって人々がさわいでいた。&lt;br /&gt;
&lt;br /&gt;
６月１０日頃の夜、暑い夏のことだったので、伊賀局は一人で庭に出てみると、大きな松の枝が垂れて、月がこうこうと明るいので、思わず、&lt;br /&gt;
&lt;br /&gt;
「凉しさをまつふく風に忘られて袂にやどすよはの月かげ」&lt;br /&gt;
&lt;br /&gt;
と、即興の歌を口ずさんだ。すると、誰もいないと思った松の梢の方から、&lt;br /&gt;
&lt;br /&gt;
「唯よく心靜かなれば即ち身も凉し」&lt;br /&gt;
&lt;br /&gt;
という古い歌の下の句をいう者がいた。見上げると、鬼の形をした化け物が翼を広げ、目を月より光らせ、伊賀局の方を見下ろしていた。「あなたは一体何者です。名乗りなさい。」というと、その化け物は、「わたくしは、藤原の基任でございます。廉子さまのために命を捨てて働いた者ですが、いまだに死後を弔って貰えずこのような姿になっているのです。これでは浮かばれないので、恨みを言おうと思っていたのです。どうか、このことを廉子さまに申し上げて下さい。」と答えました。伊賀局は、「世の中が乱れに乱れているので、廉子さまもお忘れになっているのでしょう。わたくしが申し上げて弔って上げましょう。その時、どんなお経を読んだら良いのでしょうか」と聞くと、化け物は、「法華経を読んで下さい」といって、まもなく姿を消しました。&lt;br /&gt;
&lt;br /&gt;
伊賀局は早速、廉子さまの前に行き、このことを話したところ、「わたくしはすっかり忘れていました。本当に申し訳ないことでした」と恐縮しておられました。&lt;br /&gt;
早速、翌日、吉水の法師に頼んで、３７日の間、法華経を読んで貰いました。&lt;br /&gt;
お陰で、その後は藤原基任も成仏することができたのか、化け物も出なくなりました。&lt;br /&gt;
&lt;br /&gt;
&lt;br /&gt;
＜「藤原仲成霊」について＞&lt;br /&gt;
&lt;br /&gt;
この霊は「藤原の仲成」であると名乗っている。しかし、上記のようにもとの話であると思われる『吉野拾遺』では、霊は「藤原基任」として登場している。そもそも、平安時代の人物である仲成では「門院に恨み」があるとは考えがたい。なぜ作者はここで仲成の名を出したのであろうか？広重の「『小倉擬百人一首』４０伊賀局」も同じ物語を題材としていると考えられるが、霊は「藤原の仲成が後の身」と名乗っている。広重よりも後に描かれていることから、これを見て霊を仲成としたのではないかと考えられる。&lt;br /&gt;
&lt;br /&gt;
では、この霊の正体は何であろうか？仲成であろうと基任であろうと不遇の死を遂げたという点においては共通している。また、『原色浮世絵大事典第4巻』では「人身で風体山伏に似、鼻高く、あるいは口が鳥の嘴状。両翼を背に有し、虎爪雷目、飛行自在の通力を有する。」という「[[天狗]]」としてこの霊が紹介されている。確かに『吉野拾遺』では霊について「さながら鬼の形にて、翼の生ひいでけるが眼は月よりも光り渡る」としていて、その特徴とも一致する。&lt;br /&gt;
　　　　　　　　　　　　　　　　[[画像:401-0508.jpg|thumb]][[画像:w0000041.jpg|thumb]]&lt;br /&gt;
&lt;br /&gt;
＜伊賀局を題材にした作品＞&lt;br /&gt;
&lt;br /&gt;
「[[『小倉擬百人一首』 ４０伊賀局]]」広重&lt;br /&gt;
&lt;br /&gt;
「『月百姿』吉野山夜半月　伊賀局」芳年&lt;br /&gt;
&lt;br /&gt;
「『東絵画夜競』」揚州（橋本）周廷&lt;br /&gt;
&lt;br /&gt;
&lt;br /&gt;
共通している構図は、&lt;br /&gt;
&lt;br /&gt;
・背景が暗く、物語にもあるように夜であること。（これは化物が出てくるのに必要な条件でもある）&lt;br /&gt;
&lt;br /&gt;
・芳年が描いている伊賀の局の服装が宮仕えを思わせる赤い袴（紅の打袴・緋の長袴）、眉であること&lt;br /&gt;
&lt;br /&gt;
・恐ろしい化物（『吉野拾遺』では「猛き武士の心も消え失せぬべきに」としている）に対峙しているにもかかわらず怯えた様子を見せず、むしろ落ち着いているようであること。&lt;br /&gt;
&lt;br /&gt;
がある。しかしその一方で&lt;br /&gt;
&lt;br /&gt;
・『和漢百物語』では霊に翼がない&lt;br /&gt;
&lt;br /&gt;
・『月百姿』では松ではなく紅葉が描かれている&lt;br /&gt;
&lt;br /&gt;
・『小倉擬百人一首』では化鳥となっている&lt;br /&gt;
&lt;br /&gt;
という違いも見られる。&lt;br /&gt;
&lt;br /&gt;
&lt;br /&gt;
&lt;br /&gt;
&lt;br /&gt;
＜まとめ＞&lt;br /&gt;
&lt;br /&gt;
最後に、今回私はこの物語を題材とした作品を調べていたのだが、その数は少くマイナーな題材だったのではないかと思われる。臆することなく霊を説得した伊賀局であるが、陰陽師でも妖術使いでもなく、一般人である。その上、この物語においては妖術などを使った派手な攻防などが繰り広げられたわけでもなく、霊が実際になにか問題を起こしたわけでもない。その結果、あまり他の作品には見られなかったと考えられる。&lt;br /&gt;
&lt;br /&gt;
&lt;br /&gt;
&lt;br /&gt;
----&lt;br /&gt;
＜参考文献・サイト＞&lt;br /&gt;
&lt;br /&gt;
・『跋扈する怨霊』山田雄司　吉川弘文館　2007.8&lt;br /&gt;
&lt;br /&gt;
・『説話の界域』小島孝之　笠間書院　2006.7&lt;br /&gt;
&lt;br /&gt;
・『幽霊』小松和彦　河出書房　2001.2&lt;br /&gt;
&lt;br /&gt;
・『原色浮世絵大百科事典  第4巻』鈴木 重三　大修館書店　1981.11&lt;br /&gt;
&lt;br /&gt;
・『吉野拾遺詳解』中邨秋香　博文館　1899&lt;br /&gt;
&lt;br /&gt;
・『吉野拾遺』松翁　温故学会　1984&lt;br /&gt;
&lt;br /&gt;
・『国史大辞典』　吉川圭三　吉川弘文社&lt;br /&gt;
&lt;br /&gt;
・『日本人名大辞典』　上田正昭　2001.12　講談社&lt;br /&gt;
&lt;br /&gt;
・『日本大百科全書』 小学館1984&lt;br /&gt;
&lt;br /&gt;
・風俗博物館　http://www.iz2.or.jp/top.html&lt;br /&gt;
&lt;br /&gt;
			&lt;/div&gt;</summary>
		<author><name>WikiSysop</name></author>
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