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(1)立ちいでて峯の雲
(2)花やあらぬ初桜乃
(3)祇園林下河原

下居 ―「構え」というのは能の中の人物になったことを意味する。
この時は左膝を立て、右足を引いて膝頭を板又は畳につけ、足首は左右とも爪先で支え左膝を立てて臀部を載せる。左手は中指、薬指、小指の三指と掌とで衣服の袖口の内側を軽く押さえ(このとき人差し指を親指の爪先にかけて軽く輪を作ったようにする)左の膝頭に載せる。右手は扇を持ち同じく右膝に載せる。したがって左右の膝頭のある場所が大切になる。


立 ― 立つと同時に右足を左足の方へ引き付ける。
手の構えは円く弧状を描くような心持ちで、両手首の距離は肩幅位が標準。肘と体とは離さなければならない。何事もなく舞うときは半眼にして何も見ない体にする。


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