嘉村哲郎(東京藝術大学 芸術情報センター)

論題:東京藝術大学における芸術・文化資源のアーカイブと循環型情報活用モデルの考察

要旨:
東京藝術大学では,過去から現在までに教育・研究の成果や収集・蓄積してきた資料に,芸術作品・図面・教材・文書・演奏記録・映像・写真・楽器・用具等の多様な文化資源を学内の各部署に有する。2011年5月に設立された総合芸術アーカイブセンターでは,学内に分散する多様な文化資源をデジタル化し、広く社会への公開・促進を図るとともに、その成果を学内の教育にも還元できる循環型の芸術・文化情報活用モデルの構築をめざす。本発表は東京藝術大学における総合芸術アーカイブの取組みの紹介と、情報活用の点から、Linked Dataの技術を用いた多様な芸術情報の活用の可能性および課題点について発表させていただく.