第1回 春画プロジェクト 企画

近世春本・春画とそのコンテクスト

春画プロジェクトについて

春画プロジェクトは、ロンドン大学東洋アフリカ学院(SOAS)、大英博物館、国際日本文化研究センター、立命館大学アート・リサーチセンター/文部科学省グローバルCOEプログラム「日本文化デジタル・ヒューマニティーズ拠点」(立命館大学)との共同研究として進められています。
本プロジェクトは、イギリス・リバーヒューム財団(The Leverhulme Trust)の助成金による3年間のプロジェクトであり、今回のシンポジウム・展覧会は、その研究成果の一部です。また本企画の実施にあたり、Prime Ministers Initiative 2 (PMI2 British Council) と国際交流基金からの助成を受けました。

本プロジェクトの目的は大きく二つあります。
第一は、春画や春本を美術作品として、あるいは文学作品として捉えるだけでなく、社会史・文化史を研究する上で重要な資料として捉えて、多角的な分析を行い、その研究成果を日本語・英語で出版物として刊行することです。第二は、展覧会への展開です。2011年には、大英博物館、ならびに日本国内の美術館で春画展を開催することを目的としています。※春画展は、2013年に開催されることになりました。(2010年9月30日 訂正)

本プロジェクトに参加するメンバーは、浮世絵、江戸文学、演劇などを専門とする研究者であり、それぞれの視点から春画・春本を捉える総合的な研究を目指します。


「春画プロジェクト」代表
ロンドン大学東洋アフリカ学院(SOAS) 教授
アンドリュー・ガーストル
大英博物館 アジア部日本セクション長
ティモシー・クラーク