「蟷螂」の版間の差分
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2017年10月23日 (月) 21:06時点における最新版
かまきり
画題
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解説
東洋画題綜覧
直翅目に属する昆虫、頭は三角形を呈し、前胸は長く腹部は肥大し、触角は中長で両複眼の間に三個の単眼があり前翅は鎌状をなし二節の間に棘列を具へ、以て動物を捕ふる便となす、其の食する処は活きた昆虫で、死屍は決して食はず、卵は数百相集り古紙の塊のやうな形を呈してゐる、種類としては普通種の外に大かまきり、腹広かまきり、小かまきり、姫かまきりがある、小かまきりの外は総て雌は雄より大きい。
昂頭双眼映林明、会出当事奮臂行、利口信難防雀啄、狂鳴端見悩蝉声、蓬蒿満径堪孳息、楡柳成陰寄化生、静然非関能養勇、慕羶羞与蟻争衡。 朱之蕃
蟷螂を画いた名作
李迪筆 『瓜虫図』 島津公爵家旧蔵
渡辺崋山筆 『螳螂図』 松林桂月氏蔵
田能村竹田筆 『同』 篷窓幽興画冊中
速水御舟筆 『闘虫図』 個人展覧会出品
(『東洋画題綜覧』金井紫雲)