ぎょくと
玉兎は月の異名である、月中の陰影を兎に見立てたるもの、出所は韓琮詩に、
金烏長飛玉兎走、青髩古長青無有。
などから来てゐる。月影中に兎を図するもの古来少からず。
(『東洋画題綜覧』金井紫雲)
月の異名、うさぎ「兎」の項を見よ。