倶利迦羅
くりから
画題
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解説
東洋画題綜覧
梵語で黒竜と訳すといふ、岩の上に立てた剣を、黒竜の巻きめぐつて其の切先を呑まうとし、其背に火焔の燃えあがる象を図したもの、剣は不動明王の三摩耶形で、右手に持つは降魔の剣、竜は左手に持つた縛の索で竜の剣を巻くは即ち不動の化身の像であるといふ。 (大言海)
大和当麻寺所蔵錫杖筥の画が昔から聞えて居る、藤原末期のものといふ。
(『東洋画題綜覧』金井紫雲)
くりから
梵語で黒竜と訳すといふ、岩の上に立てた剣を、黒竜の巻きめぐつて其の切先を呑まうとし、其背に火焔の燃えあがる象を図したもの、剣は不動明王の三摩耶形で、右手に持つは降魔の剣、竜は左手に持つた縛の索で竜の剣を巻くは即ち不動の化身の像であるといふ。 (大言海)
大和当麻寺所蔵錫杖筥の画が昔から聞えて居る、藤原末期のものといふ。
(『東洋画題綜覧』金井紫雲)