寒林山水

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かんりんさんすい


画題

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解説

東洋画題綜覧

寒風樹林を揺がして樹葉悉く落し、唯細枝蕭条として万目寂寥たる光景、これ寒林山水として古来南画家の好んで画く所、時に暁月を加へ、時に薄雪を降らせ、時に高士の幽居を配したりする。

渡辺崋山筆  『寒林古駅』  山本研爾氏蔵

同      『寒林暁月』  岡本春邨氏蔵

浦上玉堂筆  『寒林間処』  大原孫三郎氏蔵

田近竹邨筆  『寒林暮靄』  第二回文展出品

田中頼嶂筆  『寒林』    第四回文展出品

小室翠雲筆  『寒林幽居』  第七回文展出品

村田玉泉筆  『塞山疎林』  第五回帝展出品

外海煙岩筆  『塞林暮雪』  第九回帝展出品

(『東洋画題綜覧』金井紫雲)