らうかん
琅玕は元来宝石の名で、砡の青いのを青琅玕と呼ぶのであるが、竹の茎の青色と相似たものあるので、竹の異名となつた、王貞白、『洗竹詩』に
有時記得三天事、自向琅玕節書。
又、宋の司馬光の詩中にも
茲軒最灑落、歴々種琅玕、正画薄雲稀、蕭々風雨寒。
の句がある。
(『東洋画題綜覧』金井紫雲)
竹の異名、たけ「竹」の項を見よ。