霊昭女
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れいせうぢよ
画題
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解説
画題辞典
霊昭女は龐居士の女也、禪宗に歸依して悟る所あり、唐の元和年中、竹漉籬を市に賣りて父母を養ふといふ、和漢古く画題として用ひらる。錢舜擧筆(黒田候爵所蔵) 胡直夫筆(佐竹侯爵旧蔵)雪村筆 圭叱齋筆(東京帝室博物館所蔵)柳澤淇園筆(高橋男爵旧蔵) 狩野芳崖筆(辰澤延次郎氏所蔵)菱田春草筆(上村松園氏所蔵)
(『画題辞典』斎藤隆三)
東洋画題綜覧
霊昭女は龐居士の女、夙に禅宗に帰依し、唐の元和年中、竹漉籬を市に售つて父母を養つたといふ、容委端厳、手に竹籠を提げた図が古来よく見る、『五灯会元』龐居士の中に
一女名霊昭、常随製竹漉籬、令鬻之以供朝夕云々、居士将入滅、令女雲昭出視日早晩、及午以報、遽報曰、日已中矣、而有蝕也、居士出戸観、次霊昭即登文坐合掌坐亡、居士笑日、我女鋒捷矣、於是更延七日。
霊昭女の作中主なもの左の通り
岳翁筆 子庵賛(重要美術品) 保坂潤治氏蔵
啓書記筆 龐居士双幅 島津公爵家旧蔵
狩野探幽筆 松本双軒庵旧蔵
圭叱斎筆 帝室博物館蔵
銭舜挙筆 黒田侯爵家蔵
胡直夫筆 佐竹侯爵家旧蔵
久隅守景筆 (天祐賛) 藤田男爵家旧蔵
狩野雪信筆 同上
(『東洋画題綜覧』金井紫雲)