駒競
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こまくらべ
画題
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解説
画題辞典
駒競は栄華物語第二十三巷にあり、大鏡には駒競行幸とあり、万寿元年九月、宇治関白頼通公が高陽殿に於て駒競べの催あり、後一条天皇の行幸あり、 一代の盛儀と称せらる。古く八幡光時の画にて駒競行幸絵巻あり、東京帝室博物館に模本あり。
(『画題辞典』斎藤隆三)
東洋画題綜覧
駒競は正しくは駒競の行幸といふ、後一条天皇の万寿元年九月、関白藤原頼通が高陽院に於て駒競の催しを、天皇親しく行幸あり、これを『栄華物語』二十三巻と、『今鏡』第一に載せられてゐる。
万寿元年九月十九日関白殿の高陽院に行幸ありて、くらべ馬御覧ぜさせ給ふべきにて、大皇太后宮まづ十四日にわたりゐさせたまひてぞまちたてまつらせ給ひける、かくて二十一日に大宮は内へいらせ給ひき、高陽院の行幸には、かの家の司、加階などし侍りけり。 (今鏡)
当時の盛観を画いたものに、八幡光時の筆なる『駒競行幸絵巻』があつて、いま帝室博物館にその摸しを伝へてゐる。
(『東洋画題綜覧』金井紫雲)
うま「馬」の項を見よ。
(『東洋画題綜覧』金井紫雲)