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ぜがい
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=画題=
===画像（Open）===

*[http://www.dh-jac.net/db/nishikie/results.php?enter=portal&f85=善界&-format=resultsp.htm&-max=50&f9=*&f11=1 ARC浮世絵検索システム]
*[http://ukiyo-e.org/search?q=善界 Ukiyo-e.org]
*[http://www.britishmuseum.org/research/collection_online/search.aspx?searchText=善界 大英博物館Collection_Online]
*[http://webarchives.tnm.jp/imgsearch/search?q=善界 東京国立博物館]
*[http://bunka.nii.ac.jp/heritages/search/freetext:善界 文化遺産オンラインDB]
*[https://www.google.co.jp/search?q=善界 Google_Search]

*[http://ci.nii.ac.jp/search?q=善界 CiNii論文検索] *[http://ci.nii.ac.jp/books/search?advanced=false&l=ja&q=善界 CiNii図書検索]



===解説===



===東洋画題綜覧===

能の曲名、唐土の[[天狗]]の主領善界坊が、わが日本に渡つて仏法の妨害をしやうとするのを、[[比叡山]]の僧が退散さすることを作つたもの、此の僧は比叡山の余慶律師を暗に指したもので、『今昔物語』に『余慶律師、山の千寿院より腰輿に乗りて内の修法行ひに下り給ふを天狗見て深く恐れて隠れたり』とある一条から仕組んだものと云ふ、竹田法印の作で、シテは善界坊、ツレ太郎坊、ワキは比叡山の僧である。

「そも／＼是は大唐の天狗の首領、善界坊とは我事なりあら物々しや如何に御坊、今更何の観念をかなせる、夫れ若作障碍即有一仏魔境と説けり、あら痛はしや欲界の内に生まるゝ輩は「悟りの道や其まゝに魔道の街となりぬらん、「不思議や雲の内より、邪法を唱ふる声すなり、本より魔仏一如にして、凡聖不二なり自性清浄天然動きなき、是を不動と名付けたり、「聴我説者大智恵吽多羅吒于満。「その時御声の下よりも明王現はれ出で給へば矜迦羅制多迦十二天、各降魔の力を合せて御先を払つて在します、「明王諸天は扨置きぬ、明王諸天は扨置きぬ東風吹く風に東を見れば山王権現「南に男山、西に松の尾、北野や賀茂の山風神風吹き払へば、さしもに飛行の翅も地に落ち、力も槻弓の八洲の波の立ち去ると見えしが又飛び来り、さるにても、かほどに妙なる仏力神力、今より後は来るまじと、云ふ声ばかりし虚空に残つて、姿は雲路に入りにけり。

（『東洋画題綜覧』金井紫雲）

[[category:画題|せ]]