02 俳優三階興

やくしゃさんがいきょう
寛政13年(1801)刊 半紙本1冊
曲亭馬琴(著)、〈1〉歌川豊国(画)

 この時期に集中して出版される役者絵本、あるいは劇場案内書と呼べるもの。役者絵本としては、勝川春章の『夏の富士』や歌川国貞〈1〉の『役者夏の富士』の間にあって、それらに列なる日常姿を描いた絵本ということになる。