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    「春画を見る・艶本を読む」展

遊里で-
 ∟13 『ほどよし』

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歌川派『ほどよし』
色摺半紙本三冊 天保年間(1830-1844)
立命館大学ARC林美一コレクション蔵(hayBKE2-0038)

 


この二図は深川遊里を描いたもの。深川では遊女のことを「子供」と呼び、彼女たちを抱えている家の事を「子供屋」と呼んだ。第一図は子供屋の内証(居間)でくつろぐ主人と女房。傍らに置かれている三冊の本は艶本であろう。神棚には、お多福の面や神酒の他に、男根を象った木像も奉られている。第二図は、腕に彫った恋人の名を燃やす者、花札に興じる者など子供部屋の賑やかな様子を描いている。彫物を燃やしている子供が、本を抱えている丁稚に向かい、十二軒へ行くのなら稲荷新道の本屋に寄って『三国志』の続きが出ているかどうか尋ねてくるよう頼んでいる。「十二軒」とは深川永代寺の門前仲町の俗名。

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