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    「春画を見る・艶本を読む」展

12-1 貸本屋と艶本にまつわる川柳-『誹風柳多留』より

かし本屋無筆にかすも持て居る(柳多留・八、画本柳多留)

かし本屋何を見せたかどうづかれ
(柳多留・三、絵本家内喜多留・初)

かし本屋これはおよしと下に入れ (柳多留・五)

絵の所をおうばにみせる貸本屋 (柳多留・六八)

 


08『艶図美哉花』の挿絵にあったように、貸本屋の中には艶本を貸し出すものもいた。その様子を詠んだ川柳もたくさんある。一句目「無筆」とは字が読めない人のことであるが、そういった人たちにも「絵を楽しむ」艶本は有効であった。
二句目は、おそらく娘に艶本を見せたのであろう、恥ずかしがった娘が貸本屋をこづいている様子である。
三句目は、年若い娘か子どもがたくさんある本の内から艶本を見つけてしまったのだろう。さっと下に隠す貸本屋であった。
四句目は、乳母に艶本を見せている様子である。川柳では、乳母や下女は好色な人物の典型として描かれることが多かった。

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