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    「春画を見る・艶本を読む」展

10 『倡客竅学問』

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十返舎一九作・画『倡客竅学問(しょうかくあながくもん)』
墨摺小本一冊 享和2年(1802)(1822)
大阪大学忍頂寺文庫蔵(A12)


貸本屋は遊郭にも出入りしていた。知性や教養も必要とされていた遊女たちは、和歌や漢文、伊勢物語などの本を読むことで古典の世界に親しんでいた。また、浄瑠璃本など当時に流行していたものを読むこともあった。閉ざされた世界にいる遊女たちにとって貸本屋は外界と繋がる重要な役割を担っていたといえるだろう。

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