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日時:2019年3月27日 13:00~17:00
場所:賀茂別雷神社(京都市北区)
参加者:相田(愛)桜の香りの漂う境内にて参拝後、当社に伝来する「紺紙金字法華経并開結」10巻の熟覧と法量計測などの基礎調査を行いました。平安時代後期~鎌倉時代初頭(12世紀後半)の制作と推定されている優品です。明日・明後日は赤外線撮影も予定しています。
お忙しいなかご対応いただいております神職の皆様、ありがとうございます。
【参考資料】※いずれも2019年3月27日閲覧。
「(京都非公開文化財特別公開)上賀茂神社・紺紙金字法華経開結共https://www.asahi.com/articles/DA3S13457164.html」朝日新聞デジタル>記事(https://www.asahi.com/articles/DA3S13457164.html)。
久保智祥「願ったのは世の平安か、平家打倒か 上賀茂神社の経文」朝日新聞デジタル>記事(https://www.asahi.com/articles/ASL3F5TKRL3FPLZB012.html)。
本年度最初の打ち合わせを実施しました。
日時:2018年5月22日(火)
13:00-15:00
ARC会議室2参加者:相田〔敏〕(岡山大学)、小林(筑紫女学園大学 スカイプでの参加)、横内(京都府立大学)、相田〔愛〕
コーディネーター:金子先生
打ち合わせ内容
(1)昨年度までの成果
(2)今年度の目標
(3)今後の活動内容について本研究は、藤井永観文庫の所蔵品を中心として、「紺紙金字経」を情報工学と美術史学の複眼的な視点から調査研究することにより、料紙調達から奉納までの公/私人の営みや、世/俗を往来する図像イメージの相関、およびそれらの分析を通じて「紺紙金字経」の文化史的な意義を明らかにすることを目的とする。
とくに、12世紀第3四半期までに制作された「紺紙金字経」は、料紙に隠れた墨書・墨字・墨印を有し、見返し(表紙裏)に金銀泥の経絵を描くことが少なくない。施設内に整えられた環境を最大限生かし、近赤外線による高精細デジタル撮影を行い、墨書等の検出された作品について、単一画像超解像により画像データを解析し、データベース化することにより、写経を担った人々の動きを質的/量的に解明してゆく。
またその見返し絵を、オープンデータ化されている絵巻物の各種アーカイブズとも関連づけ、デジタル絵引を構築することで、仏教絵画と世俗画を行き来する視覚イメージの様相を提示してゆく。