豊岡市立出土文化財管理センターが管理されている兵庫県豊岡市内からみつかった型紙を見せていただきました。元紺屋のお宅からみつかった型紙で、これまでに約4,700枚の型紙を調査されたそうです。
豊岡市内では、大正期頃まで紺屋があり、当時使用されていた藍甕もみつかっています。豊岡市立出土文化財管理センターでは、地域の染色業に関する資料の調査及び、保全もされています。
時間の都合で管理されている型紙の全てを見ることは難しかったのですが、大変細かな彫刻がほどこされた型紙から大柄なものまでさままざまな型紙がありました。また、以前京都で調査したあるコレクションの型紙と全く同じデザインの型紙をみつけ、驚きました。
型紙に押されている商印(スタンプ)には「伊勢」「三木」「京都」「豊岡」の商印が入った型紙がありました。「豊岡」の商印は、こちらで初めて存在が確認されたものだそうです。
豊岡市立出土文化財管理センターのみなさま、お時間を作っていただきありがとうございました。