2013年6月15日

シンポジウム「発掘!伏見人形ー地下に眠る伝統工芸ー」

シンポジウム「発掘!伏見人形ー地下に眠る伝統工芸ー」を開催します。

  発掘!伏見人形 btn_dl.jpg
(pdf.jpg PDF:1300KB)

日時: 2013年6月15日(土) 13:00-16:40(受付:12:30~)
場所: 立命館大学朱雀キャンパス 5階大講義室
参加: 予約不要・参加費無料
主催: 文部科学省私立大学戦略的研究基盤形成支援事業「京都における工芸文化の総合的研究」(立命館大学)木立研究室
共催: 京都市考古資料館、財団法人京都市埋蔵文化財研究所

 


 2012年度に財団法人京都市埋蔵文化財研究所が京都市東山区本町二十丁目の発掘調査を行った結果、大量の伏見人形の土型が出土しました。土人形の型としては日本最大の出土量を誇り、考古学のみならず、様々な分野から注目される重要な成果をあげました。その成果を受けて、京都市考古資料館では、特別展示「伏見人形」が開催されています。(2013年6月30日まで)
 この展示では本町二十丁目の出土資料だけでなく、これまでに京都市内各地から出土した土人形など、地下に眠っていた伝統工芸品約1000点が、一同に展示されております。また、江戸時代から続く唯一の伏見人形窯元・丹嘉さんにもご協力頂き、出土した土型を使用した復元品を製作していただきました。
 この度のシンポジウムでは《伝統工芸を考古学する》という意味でも、「京都の人形」の歴史を考える上でも絶好の機会であり、民俗学を含めた幅広い立場から検討したいと思います。

free_triangle_001_chocolate.gif 関連イベント 京都市考古資料館 特別展示「伏見人形」 Webページ


■プログラム

13:00~ あいさつ-伏見人形の概説と主旨説明-
木立雅朗(立命館大学文学部)
13:05~ 「京都市内から出土した土人形」
山本雅和(京都市考古資料館)
13:40~ 「公家と土人形-摂家二條家・羽林家・藤谷家資料をもとに-」
浜中邦弘(同志社大学歴史資料館)
14:00~ 「京人形の中の伏見人形-その位置付け-」
石沢誠司(郷土玩具文化研究会)
14:25~ 休憩
14:50~ 「復原した伏見人形-丹嘉・大西時夫氏による復原-」
大西時夫(丹嘉)
聞き手:木立雅朗(立命館大学文学部
15:10~ 「五条坂と瀬戸焼-伏見人形のライバル-」
木立雅朗(立命館大学文学部)
15:30~ 休憩
15:35~ ディスカッション「発掘!伏見人形」
司会:木立雅朗(立命館大学文学部)
16:35~ 閉会挨拶
京都市考古資料館館長

■展示品(予定) ※会場の都合により変更有。
 丹嘉さんの伏見人形(立命館大学所蔵)
 出土型を用いた学生による型起こし作品
 出土した土型(京都市考古資料館所蔵)
 瀬戸の磁器人形(五条坂かわさき商店所蔵)

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