2012年10月 3日

「丹波・篠窯跡群の最新成果-歩いて調べた須恵器生産-」

  「京都・大学ミュージアム連携」関連企画として、立命館大学アート・リサーチセンターでは、連続展覧会を開催いたします。第1回目は「丹波・篠窯跡群の最新成果-歩いて調べた須恵器生産-」を開催します。

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「丹波・篠窯跡群の最新成果-歩いて調べた須恵器生産-」

 文部科学省グローバルCOEプログラム「日本文化デジタル・ヒューマニティーズ拠点」(立命館大学)京都文化研究班木立研究室・文部科学省私立大学戦略的研究基盤形成支援事業「京都における工芸文化の総合的研究」(立命館大学)木立研究室では、京都府亀岡市篠窯跡群の分布調査を継続して行ってきました。

 篠窯跡群は、近畿有数の須恵器窯跡として著名であり、平安宮・京との関係も深い生産遺跡として注目されてきました。各地の里山の「開発」が進行し、多くの須恵器窯跡群が破壊されましたが、篠窯跡群は保安林に指定されたこともあって奇跡的に残されてきました。その意味でも重要性が高い遺跡です。しかし、京都縦貫自動車道の敷設に先立つ発掘調査以後、その研究は平安京との関係に偏った歴史的価値付けに終始したまま、停滞しておりました。
 そうした中で行ってきた分布調査によって、篠窯跡群の歴史的イメージは大きく変更されつつあります。また、藤原重彦氏による精力的な分布調査や大阪大学考古学研究室の発掘調査でも、重要な成果が生まれつつあります。
 こうした新しい研究成果をはじめて公開し、新しい篠窯跡群の歴史像を提示したいと考えています。

 

会   期: 2012年10月3日(水)~10月25日(木)
※土・日・祝日は休館
9:30~17:00
場   所: 立命館大学アート・リサーチセンター1F 閲覧室
入 場 料: 無料
主   催: 文部科学省私立大学戦略的研究基盤形成支援事業「京都における工芸文化の総合的研究」(立命館大学)木立研究室、立命館大学アート・リサーチセンター
企   画: 文部科学省私立大学戦略的研究基盤形成支援事業「京都における工芸文化の総合的研究」(立命館大学)木立研究室/担当:木立雅朗(立命館大学文学部教授)
協   力: 藤原重彦、高橋照彦(大阪大学文学研究科准教授)、大阪大学考古学研究室、京都・大学ミュージアム連携
 

関連イベント:
展示関連検討会「丹波・篠窯跡群の最新成果-分布調査と発掘調査-」
日時:2012年10月25日(木) 16:20~19:00
場所:アート・リサーチセンター2F 多目的ルーム
[申込不要・参加費無料]
[プログラム]
□木立雅朗(立命館大学文学部教授)
 「主旨説明と分布調査の意義」
□岩城奈歩・熊谷舞子(立命館大学文学研究科院生)
 「近年の分布調査成果の概要-鵜ノ川右岸を中心に」
□高橋照彦(大阪大学文学研究科准教授)
 「大谷3号窯の発掘調査と篠窯跡群」

報告後、質疑応答

free_triangle_001_chocolate.gif 京都・大学ミュージアム連携 Webページ

 

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