• 歴史地理情報研究班


2009年9月29日

第59回GCOEセミナー・特別講演

 2009年9月29日(火)のGCOEセミナーでは、歴史地理情報班(担当:塚本章宏研究員)が主体となって特別講演会を実施しました。

 講演題目:「歴史的地名のジオコード―京都の通り名と「ジオどす」の仕組み―」
 講師:上田 直生/ Naoki Ueda /有限会社ロケージング・代表取締役

ueda1.JPG

 

 上田氏は、近年急速に開発が進んでいる、Web上のジオコーダ(住所を入力して、対応する地理座標を取得するプログラムおよびサービス)に着目し、歴史的な経緯から複雑な住所表記を有する京都のジオコーディングに取り組まれておられます。

 今回の講演では、上田氏が開発した京都の通り名ジオコーダ「ジオどす」について、その開発経緯や調査手法、現在までの問題点をお話しいただきました。京都市内の住所表記は、「上ル」・「東入ル」などに見られるように独自性があり、一定の規則性から外れる例外もあり、ジオコーディング開発の際の課題となっているようです。また、ジオどすの取り組みをきっかけに多方面で交流を進めておられ、幾つかの活動例についてもご紹介いただきました。

 歴史地理情報班では、過去から現在までの京都の地誌に関わるさまざまな資史料をデジタル化し、GISデータベース化を行っており、今回の講演の成果を基に、今後も開発を進めていきたいと考えています。

参考URL:
「ジオどす」http://geodosu.com/
「マッシュアップアワード」http://mashupaward.jp/entry/51092/
 

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