Introduction 〜Let’s pack various knowledge into a cube!

KACHINA CUBEとは?

KACHINA CUBE(以下KC)は、ひとつのキューブの中に、たくさんの情報をつめこみ、閲覧するための仕組みです。
KCを活用することで、多量の情報に接する際に感じる負担(認知的負荷)を軽減させることが出来ます。KCはWebアプリケーションであり、誰でもインターネットを介し利用できます。

ひとつひとつは断片的な情報であっても、キューブの中にいれて閲覧することで、ほかの情報との関係が理解しやすくなります。そして、それまで見えなかった“ものごとの成り立ち”に対する“気づき”が得られます。

「情報過多」あるいは「情報の洪水」などという言葉をしばしば耳にする昨今にあって、KCは人に優しい情報環境の提供を目指します。

 

アーキテクチャとユーザインターフェース

KCの情報ビュアーは、キューブで表されます。

そして、このビュアーの特徴として、3次元の立方体であるキューブのもつ3軸のうち、x,z軸をマップにわりあて、残るy軸をタイムライ ン(時間軸)にわりあてる点があげられます。なお、KCに組み込むマップには、一般的な地図とユーザによって自由に定義された概念マップの 2種類があります。 下の図をみると、ひとつのキューブの中に、チップ状のオブジェクトが多数配置されています。チップ状のオブジェクトは、「フラグメント」と呼ばれるものであり、KCでは1件のデータが、ひとつのフラグメントとして可視的に表されます。また、特定のフラグメントをクリックすることで、それに対応する情報が別ウインドウに表示されます。

KACHINA CUBE 2.0 Electra

間もなく新バージョンKACHINA CUBE 2.0の本格的な運用を開始する予定です。
新バージョンでは、本格的な3次元CGを取り入れ、Data Divingやキューブの入れ子構造など斬新な新機能を追加する予定です。


KTH CUBE

また最近では、心理学者のサトウタツヤ先生の提案により、裁判の過程を可視化するための仕組みであるKTH(KACHINA, TEM and Hamada method) CUBEの開発・運用も行っています。

KTH CUBEは、等至点や必須通過点といった心理学的視点からものごとや人生の展開を記述する手法である TEM(Trajectory Equifinality Model:複線径路・等至性モデル)と供述調書の一貫性を心理学的に解き明かす手法である濱田式供述分析の考え方をKACHINA CUBEに取り入れたものです。

KTH CUBEを用いることで、断片的なひとつひとつの供述を事件全体の文脈の中に位置づけることが可能になると同時に、裁判における「検察側ストーリー」「被告側ストーリー」という二つのストーリーの対立軸をもとに、ひとつの事件を俯瞰することが可能になります。 

 

TEMについての詳細はコチラ

サトウタツヤ先生作成のKTH CUBEに関するスライド → [ダウンロード]

 

Applications

KC2.0は現在、一般公開にむけてのフルバージョンアップ作業を行っております。
旧バージョン(KC ver.1)の運用は終了いたしました。

新バージョン(KC ver.2)の試験運用を下記のサイトで行っております。
ユーザー登録して頂くと、試用できます。 まだプロトタイプですので、動作が不安定な面があります。
お気づきの点、開発についてのご要望などありましたらご連絡頂けたら幸いです。

KACHINA CUBE ver.2プロトタイプ

 

Archives

  • 論文
  • 国際会議、研究報告、ワークショップ等
    • Nameda, A., Wakabayashi, K., Hatano, T., Saito, S., Inaba, M., & Sato, T. (2011). Towards social application and sustainability of digital archives: The case study of 3D visualization of large-scale documents of the great Hanshin-Awaji earthquake. To be appeared in Proceedings of 3rd International Conference of Digital Archives adn Digital Humanities. Taipei, Taiwan.
    • Kido, A., Wakabayashi, K., Hatano, T., Saito, S., Nameda, A., Inaba, M., & Sato, T. (2011). Visualizing and Analyzing Cultural Voices in Computer-Mediated Communication through Social Gaming Simulation. To be appeared in Proceedings of The 2nd International Conference on Cultural and Computing (Cultural and Computing 2011). Kyoto, Japan.
    • Saito, S., Ohno, S., and Inaba,I.(2010).A Platform for Heritage Recording and Information Management Using Schematic Expressions of Cube,Heritage Recording and Information Management in the Digital Age (SMARTdoc) University of Pennsylvania, Philadelphia, USA.
    • Saito, S., Ohno, S., and Inaba,I.(2010).Interactive Inforgraphics for Analyses of Mutual Links among Materials for Humanities Researches, International Conference Digital Archives and Digital Humanities 2010, Taipei, Taiwan.
    • 斎藤進也:A Platform for Visualizing and Sharing Collective Cultural Information,第67回GCOEセミナー,立命館大学アート・リサーチセンター,2009年11月24日
    • 斎藤進也,山田早紀,浜田寿美男,指宿信:自白供述分析の3次元的視覚化システムにおけるテクノロジー:法学、心理学の融合のかたち,法と心理学会,國學院大學,2009年10月25日
    • 斎藤進也, 山田早紀:ナラティブな証拠の視覚化, 第1回 法と心理 国際研究セミナー 〜法と心理研究の最前線〜、2009年7月28日、立命館大学
    • 大野晋,斎藤進也,稲葉光行:Collective Culture and Visualization of Spatiotemporal Information,第50回GCOEセミナー,立命館大学アート・リサーチセンター,2009年6月2日
    • 斎藤進也,山田早紀,稲葉光行,サトウタツヤ:KACHINA CUBEシステムの概要とTEMへの応用,「TEMではじめる質的研究」研究会,立命館大学,2009年3月8日
    • 斎藤進也、稲葉光行:地域の知を集めるー協調的ナラティブの蓄積による日本文化アーカイブの構築,第19回 GCOEセミナー, 立命館大学アート・リサーチセンター,2008年5月20日
    • 斎藤進也:協調的なナラティヴの蓄積による日本文化アーカイヴの構築,第14回 GCOEセミナー, 立命館大学アート・リサーチセンター,2008年1月22日
    • 斎藤進也:地域アイデンティティの再構築支援のための情報システムに関する研究, 立命館大学大学院政策科学研究科D1D2ワークショップ,2004年3月18日

 

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