三社祭

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さんじゃまつり


歌舞伎

また通称「善玉悪玉」ともいう、清元舞踊劇。二世瀬川如皐作。天保三年(1831)、四世中村歌右衛門と四世坂東三津五郎によって初演された。 浅草三社の祭礼を舞踊化したもので、上中下とあったが、今は上の巻の漁師二人の踊りだけが残った。二人の漁師が船で網を打つところで幕があく。やがて天から降りて来た善玉と悪玉とがのりうつって、二人で善悪の振りがある。歌舞伎舞踊としては珍らしく跳躍味に富んでいて、テンポも早く軽快。六世尾上菊五郎と七世坂東三津五郎のコンピは絶品であった。