歴史都市京都において、片山家は観世流能楽の中心に常に位置してまいりました。その舞台は京都のみならず、全国各地で、さらには海外へと広がっております。

片山 幽雪
(人間国宝)

 観世流能楽師シテ方。昭和5年八世片山九郎右衛門(博通)の長男として生まれる。母は京舞井上流四世家元井上八千代。幼少より父に師事し、5歳で初舞台。長じて観世華雪、雅雪に教えを受ける。昭和38年、片山家当主となり、昭和60年に九世片山九郎右衛門を襲名。平成2年日本芸術院賞、平成3年京都府文化功労賞、平成6年紫綬褒章、平成7年日本芸術院会員の認定を受ける。平成8年京都市文化功労者、平成13年重要無形文化財各個指定(人間国宝)認定。平成15年京都府文化賞特別功労賞、平成21年文化功労者。(社)能楽協会前理事長(平成3年〜19年)、公益財団法人 片山家能楽・京舞保存財団理事長。
 観世流の隆盛に貢献したとして、観世宗家より雪号と呼ばれる雅号「幽雪」を授与され、平成22年1月より片山幽雪を名乗る。
   

片山 九郎右衛門

 観世流シテ方。昭和39年片山幽雪(九世片山九郎右衛門)の長男として生まれる。祖母は京舞井上流四世家元井上八千代、姉は五世家元井上八千代。幼少より父に師事し、長じて八世観世銕之亟に教えを受ける。父と共に片山定期能楽会を主宰。全国各地で多数の公演に出演するほか、ヨーロッパ、アメリカなど海外公演にも積極的に参加している。
 また、学校へ出向いての能楽教室の開催、能の絵本の制作、映像を駆使した舞台の制作、能舞台のCG化など、若年層のための能楽の普及活動も手掛ける。
 京都府文化賞奨励賞、京都市芸術新人賞、文化庁芸術祭新人賞、日本伝統文化振興財団賞を受賞。重要無形文化財(総合指定)保持者。社団法人京都観世会会長、公益財団法人 片山家能楽・京舞保存財団常務理事。平成23年1月に十世片山九郎右衛門を襲名。