Report
  1. HOME
  2. 活動報告
  3. イベント情報
  4. 東京歌舞伎座の設立(明治22年)から戦前に至るプログラムのデジタル・アーカイブプロジェクトが始動しました

 [書込]

東京歌舞伎座の設立(明治22年)から戦前に至るプログラムのデジタル・アーカイブプロジェクトが始動しました
2021年3月26日(金)

ARC-iJACに登録する松竹大谷図書館の研究プロジェクトで、大谷図書館が所蔵する戦前の東京・歌舞伎座のプログラム(「絵本役割」や「筋書」などと呼びます)をデジタル化して、オンラインで公開するプロジェクトが、立命館大学アート・リサーチセンターでスタートしました。

現在、デジタル撮影の準備として、合本製本されていたプログラムを、糊や留め具を除去して単冊に解体する作業が行われています。資料の状態を事前に確認し、必要に応じて解体や補修などを行うことも、デジタル化のための大切な作業です。
合本を単冊の状態にすると、上からガラス板などで均等に押さえてフラットな状態で撮影が出来るようになり、ゆがみが少ないきれいな画像の製作が可能となります。

作業の様子をARC-iJACの映像配信システム(ARCtube)から御覧いただけます。
https://www.arc.ritsumei.ac.jp/mov/video/224/shochikusujigakidemo02

このデジタル・アーカイブ化プロジェクトは、松竹大谷図書館が2020年に実行したクラウドファンディング「【第9弾】演劇史を紐解く、歌舞伎座の絵本番付と筋書を後世へ。」で募集した支援金により実施されます。
デジタル化されたプログラムは、松竹大谷図書館と立命館大学アート・リサーチセンターとの間で結ばれた協定に基づき、 現在公開中の松竹大谷図書館【芝居番付検索閲覧システム】へデータ統合され、オンラインで公開されます。

title01.jpg 昭和16年の歌舞伎座筋書の合本製本を解体した表紙

title02.jpg 昭和16年の歌舞伎座筋書の合本製本を解体した単冊