表情とジェンダープロジェクト

プロジェクトメンバー

池内 靖子 【立命館大学・産業社会学部教授】

レベッカ・ジェニスン【京都精華大学人文学部】

プロジェクト内容

従来の美学の理論的枠組みにおいては、アートのさまざまなジャンルを横断し越境しつつ成立してきた

パフォーマンス・アートについて、ジェンダーの視角から考察することはほとんど試みられてこなかった。

この研究の独創的な意義は、アジアにおける女性アーテイストの、身体を基盤とする表現と、映像や多

言語などさまざまなメデイア(媒体)の複合的な使用に注目し、同時にアジアの歴史的コンテクストと関

わらせ、ポストコロニアルや、ディアスポラとアートといった批判的視角、および、構築主義的なジェンダー

理論の枠組みから、女性の主体構築と新しい表現の可能性について考察を深めることにある。