鷙鳥

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しちょう


画題

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解説

画題辞典

鷙鳥は疾癘猛烈なる鳥の称なり、鷲、鷹、鸇の類是なり、巨松或は巨岩に配して画かる、我国殺伐の氣尚失せざりし桃山時代に画かれし処に此種の巨作名画多し。

雪村筆松鷹図(京都曼珠院所蔵)、小栗宗丹筆鷹図(松平伯爵所蔵)、曽我二直庵筆柏鷹図(京都大徳寺所蔵)、狩野山樂松鷹図(西本願寺蔵)、狩野山樂筆鷲図(西本願寺蔵)、狩野探幽筆巨松鷙鳥(二条離宮)、同筆桐鷙図(東京美術学校蔵)

(『画題辞典』斎藤隆三)

東洋画題綜覧

鷙は撃つの意、康熙字典鷙の部、王逸註に曰『鷙執也、執伏衆鳥、鷹鸇之類也』と、猛禽類のことである、桃山時代は戦国時代の遺響で、なほ武を好み勇を誇る気分あり、自然猛禽類を画くもの多く鷙鳥と題した作が多く見受けらる。

(『東洋画題綜覧』金井紫雲)