鴬宿梅

提供: ArtWiki
ナビゲーションに移動 検索に移動
印刷用ページはサポート対象外です。表示エラーが発生する可能性があります。ブラウザのブックマークを更新し、印刷にはブラウザの印刷機能を使用してください。

おうしゅくばい


画題

画像(Open)


解説

東洋画題綜覧

貫之の女の逸話、うめ「」の項を見よ。

(『東洋画題綜覧』金井紫雲)


貫之の娘が、大内に梅を召され鴬のために一首の和歌を詠じて奉つたといふ、出処は『大鏡』第八である。

天暦の御時に清涼殿の御前の梅の木の枯れたりしかば、もとめさせ給ひしに、なにがしのぬしのくらうどにていまそかりしとき、うけ給はりてわかきものどもは、え見しらじ、きんぢもとめよとの給ひしかば、ひと京まかりありきしかども侍らざりしに、西の京のそこ/\なる家に、色こくさきたる木のやうだい、うつくしきが侍りしを、ほりとりしかば、家あるじの木にこれゆひつけてまゐれといはせたまひしかば、あるやうこそはと、もてまゐりて候ひしを、なにぞとて御らんじければ女の手にてかきて侍りける。

勅なればいともかしこし鴬のやどはととはゞいかにこたへむ

(『東洋画題綜覧』金井紫雲)