霊芝

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れいし


画題

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解説

画題辞典

雲芝に霊草仙品と数へらるゝものなり、一種の菌なり、俗に万年茸ともいふ、文人画家の甚だ好んで画く所なりとす。

(『画題辞典』斎藤隆三)

東洋画題綜覧

霊芝は菌類の一種で、俗に万年茸と呼び、山中の樹木朽ちた処から生じ、光沢美しく、傘の上に雲の形した皺があり、色は紫青を普通とし夏初めて生ずる、初めに筆の如く漸次傘を開いて来る、昔から瑞草とせられ、その生因に種々の説をなし、『孝経』には『王者の徳草木に到れば生ず』といはれ、『白虎通』には『王者の徳山に到つて生ず』とある、色彩は赤、白、黒、黄、青、紫の六色とし、山川、雲雨、四時、五行、陰陽、昼夜の精が五色芝を作る因だといふ、芝、芝草、三秀、黄芝、青芝、金芝、丹芝、紫達、紫脱、紫霊芝、玄芝、竜仙芝、紫珠之、白符之、白虎芝などゝ色彩や形状によりさま/゙\の名を附してゐる、文人画家の好んで書く処、種々の画題となつてゐる。

(『東洋画題綜覧』金井紫雲)