難波部子刀自売

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なにわべの ことじめ


画題

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解説

前賢故実

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豊前の人。十八歳のときに下毛郡擬大領蕨野宮守という人に嫁いだ。二十年後、宮守が亡くなり、追慕の念に堪えない子刀自売は、夫の生前の衣服を寝室に置き、朝夕泣きながら拝み、十余年の寡居の生活を送っていた。天長四年、朝廷が子刀自売を誉め称えて、その生涯の田租および労役を免除した。

(『前賢故実』)