「銀鶏」の版間の差分

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(相違点なし)

2021年12月7日 (火) 19:13時点における最新版

ぎんけい


画題

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解説

東洋画題綜覧

錦鶏と同じく雉科に属する鳥で、近年日本に渡来したもの、その原生地は西蔵の東部から南支那四川雲南地方の山地であるといふ、錦鶏の黄金色に対し、この方は銀白色が主となつて居り、首筋から襟にかけて美しい銀色に黒色の波状紋があり、尾羽亦白色、これに黒色の横線とその線と線の間に蒼黒色の斑点があり、頭には青緑色に朱色の冠毛があり、眼の周囲の裸出部は淡緑色、背から尾までの間には青銅色や橙黄色、濃紅といろ/\の色彩が美しく入込んでゐる。

銀鶏を画いたものでは、荒木十畝、小室翠雲、水上泰生、上村松篁、五島耕畝等にその作がある。

(『東洋画題綜覧』金井紫雲)