金鵄

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きんし


画題

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解説

東洋画題綜覧

金鵄は黄金色をしたのこと、神武天皇御東征の砌、天より飛び来つて皇軍に瑞を示した霊鶏、金鵄勲章は、即ち此の勲に象る。

十有二月癸巳朔丙申、皇師遂に長髄彦を撃ちて、連に戦へども取勝つこと能はず、時に忽然天陰けて雨氷ふる、乃ち金色の霊鵄有りて飛び来りて皇弓の弭に止れり、其鵄光曄煜きて、状流電の如し、是に由りて長髄彦が軍卒皆迷眩之、復た力戦はず、長髄は是れ邑の本の号なり、因りて亦以て人の名と為す、皇軍の鵄瑞を得るに及びて、時の人仍りて鵄邑と号く、今鳥見と云ふは是訛れるなり。  (日本書紀)

金鶏の瑞を画いた作

野田九浦筆  『金鵄』    東京府養正館壁画

服部有恒筆  『金鵄の瑞』  肇国絵巻の中

(『東洋画題綜覧』金井紫雲)