花菖蒲

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はなしょうぶ


画題

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解説

東洋画題綜覧

鳶尾科の多年生草本、漢名を玉蝉花といふ、地下茎から年々地上に茎を生じ葉は剣状で両面の区別なく中央に太い線がある、野生の花菖蒲では三枚の萼に当る花蓋があり、それと互違に内部に花弁に当る三枚の内花蓋がある、もと野生のものであつたが、江戸中期に松平菖翁なる人種々栽培の工夫を積み多くの園芸的品種を出した、花の色は種々あるが、大体紫紺系統で、赤、蝦紫、薄紫、濃紫、藍紫、瑠璃などがあり花の咲き方にも狂咲、稀咲、蓮華咲、折鶴咲、冠咲などと区別されてゐる。

花菖蒲を画いた作

福田平八郎筆      第十五回帝展出品

橋本静水筆       第二十一回院展出品

小林柯白筆       同

山口蓬春筆  『蛍』  個人展覧会出品

徳岡神泉筆       昭和十四年文展出品

黒光茂樹筆       同

(『東洋画題綜覧』金井紫雲)