聖観音

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しょうかんのん


画題

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解説

画題辞典

六観音の一、大慈観世音ともいう、餓鬼道の能化なり、普通菩薩の形相をなし、左手に未開の蓮華を持ち、右手に大悲施無畏の印を結びて開きたる蓮華の形を示し、一切衆生の妙法蓮華未だ開かざるを将さに開かしめんの意を表はせり、

出雲普光寺に国宝一点あり、東京帝室博物舘に鎌倉時代の作品あり、其他各所にあるもの少なからず。

(『画題辞典』斎藤隆三)

東洋画題綜覧

正観音ともいひ大悲観音ともいふ、左手に未開の蓮華を持するは、一切衆生の妙法蓮華のまだ開かぬを開かせやうとするの意を寓し、右手は開花の葉勢を作すとある、この観音またよく餓鬼道の三障を打破するといふ。

国宝聖観音    出雲善光寺蔵

鎌倉時代聖観音  東京帝室博物館蔵

(『東洋画題綜覧』金井紫雲)


かんのん「観音」の項を見よ。

(『東洋画題綜覧』金井紫雲)