緑珠
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りょくじゅ
画題
画像（Open）
解説
東洋画題綜覧
唐の武宗の妃、邯鄲の人、歌舞を善くし、宮中に入る、性機悟、才人となる、状繊傾、頗る帝に類す、毎々苑中に畋す、才人必ず従ひ袍して騎す、見る者孰れが帝なるを知る莫し、帝崩ずるや、悉く常に貯ふる所を取り宮中に散遺し自ら幄下に経す。
石崇字季倫、渤海南皮人、拝衛府、有妓曰緑珠、美而艶、善吹笛、中書令孫秀使人求之、崇時在金谷別館、方登涼台、臨清流、婦人侍側、使者以告、崇尽出其婢妾数十人以示之、皆蘊蘭麝、被羅穀、曰在所択、使者曰、受命指索緑珠、不識孰是、崇勃然日、緑珠吾所愛、不可得也、秀怒乃勧趙王倫、誅崇、遂矯詔収之、崇正宴楼上、介士到門、崇謂緑珠曰、我今為爾得罪、緑珠泣曰、当致死於君前、因投楼下而死、崇詣東市嘆曰、奴輩利吾家財、収者曰、知敗致害何不早散之崇不能答、遂被害。 （晋書）
緑珠を描いたものに左の作がある。
島田墨仙筆 『王妃舞』 第十五回帝展出品
（『東洋画題綜覧』金井紫雲）