「神路山」の版間の差分

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2021年12月7日 (火) 19:12時点における最新版

かみじやま


画題

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解説

東洋画題綜覧

伊勢大廟内宮の神苑を繞り、殊に南方に拡延する地積で鬱蒼たる山林である。今、神路島路の二料地に区分され南界は志摩郡磯部村神原村に至り東北は朝熊山、西は鷲嶺前山に至る、方二里余に上ると。  (大日本地名辞書)

宮域のめぐり東南の惣号なり、一名大山、天照山、宇治山、鷲日山ともいふ、鷲の日山とは天竺霊鷲山に比したる名なれば、もとよりさるべき名にはあらで、西行の歌よりいひはじめたる名なるべし好んで呼ぶ名にはあらず。

ふかく入て神路のおくを尋ればまたうへもなき峰の松風  円位法師  (伊勢参宮図絵)

神路山を画きたるものに左の作がある。

岡部光邦筆  『神路山』  第八回帝展出品

(『東洋画題綜覧』金井紫雲)