「瓊花」の版間の差分

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2021年12月7日 (火) 20:14時点における最新版

けいか


画題

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解説

東洋画題綜覧

瓊花は大手毬のこと、大手毬は一名手毬花と呼び、忍冬科の落葉灌木で葉は対生し楕円形で鋸歯があり、葉の面多少皺があつて縮れ細毛あり、花は白色で玉のやうに集り円く咲くので此の名があり、支那では詩人の詠賦するところ極めて多い。二三を挙ぐ。

     后土廟瓊花詩      王禹儞

春氷薄薄圧枝柯、分与清香是月娥、忽似暑天深澗底、老松擎雪白娑婆。

     楊州后土祠瓊花     尹廷高

無双亭下万人看、欲覓残英一片難、夜静月明猿鶴唳、誤翻玉雪堕闌干。

瓊花は三十客の一に数へられ、山鵲と共に画かるゝもの多く、双軒庵の旧蔵に呉筠の作と竹田の画いたものがある。

(『東洋画題綜覧』金井紫雲)