でいがん
のうめん「能面」の名、その項を見よ。
(『東洋画題綜覧』金井紫雲)
眼の中に金泥を塗り之を涙ぐんだ表情として彩色もやゝ生気を欠く趣に作る、即ち『鉄輪』『葵上』(葵の上)の前シテ及び『砧』の後シテ等、怨みに堪えざる女の面として用ひる。