河蓬

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かわほね


画題

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解説

東洋画題綜覧

河骨とも書く、睡蓮科の水草で、沼沢池辺等に生ず、根茎は横臥し甚だ太く葉は水上にぬけ出で一見里芋の葉に似て細長く、長さ一尺内外に達し、其質やゝ厚く、別に質の薄い沈中葉を具ふ、太い花梗を抽き水面上に一花を開く、五の萼片が花弁の如き形をなし、花中に小形の多くの花弁多くの雄蕊を有する。  (植物図鑑)

形が如何にも、端厳なので、又は水鶏などを配し、夏の花鳥画として画かるゝもの多く、殊に四条円山の諸家の好んで画くところである。

(『東洋画題綜覧』金井紫雲)