檳榔毛車

提供: ArtWiki
2021年12月7日 (火) 20:03時点におけるWikiSysop (トーク | 投稿記録)による版
(差分) ← 古い版 | 最新版 (差分) | 新しい版 → (差分)
ナビゲーションに移動 検索に移動

びろうげぐるま


画題

画像(Open)


解説

東洋画題綜覧

牛車の屋形の檐に、蒲葵の葉を裂いて白く晒したものを車箱総体に押し、且、車蓋を葺きたれたもの、上皇、親王、大臣以下公卿、女官僧侶などの乗用とした、蒲葵の無い時には菅を用ひたといふ。

廂の御車にてひさしなき糸毛三つ、檳榔毛のこかねつくり六つ、たゞの檳榔毛二十、網代二つ、女房三十人、童下仕八人づゝ侍ふに、又迎のいたし車十二、本所の人々のせてなんありける  (源氏物語寄生木)

大和絵などによく描かれ、絵巻にもよく現はれる。

(『東洋画題綜覧』金井紫雲)