忉利天

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とうりてん


画題

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解説

東洋画題綜覧

忉利天は、『衆経音義』に『忉利此応訛、正言多羅夜登陵舎天』とあり訳して三十三天といふ。この天、須弥山の頂に在り、四方に各八天の住処あり中央の善見城を加ふるゆゑに三十三天となる、帝釈天王の居所である。往昔迦葉仏入滅の時一女人あり発心して塔を修す、また三十二人ありてこれを助修す、この功徳によりて女人は忉利天王に転生し、其助修者は皆輔臣となつたと、三十三天ある所以である。  (仏教辞林)

三十三天の名は左の通りである。

喜見城天、観喜閣天、山頂天、鉢私地天、雑殿天、上行天、清浄天、威徳輪天、威徳顔天、住輪天、衆分天、智慧天、影照天、善法堂天、婆利夫、月行天、速行天、成徳輪天、音楽天、微細行天、如意地天、雑荘厳夫、鬘影天、密殿天、柔軟地天、険岸天、雑険岸天、回行地天、摩尼蔵天、波利樹天、光明天、倶吒天、住峰天。

(『東洋画題綜覧』金井紫雲)