夕立

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ゆうだち


画題

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解説

東洋画題綜覧

ゆふだちの雨の略、夏の夕暮に雲俄に起ちて降る雨、又、天晴れたる時、多量の雨の短時間に降るもの、午後に多い、多くは雷鳴を伴ふ、これ空気中に水気多くして日射の強き時に起る、略して『ゆだち』、白雨。  (大言海)

ゆふだちの雨降る毎に春日野の尾花が上の白露おもほゆ  (万葉集)

夕立の雨し降れゝば天のはらいかづち山はかさ曇りつゝ  (夫木抄)

夕立を描いた山水は少くない、急雨山水などの画題で描かれてゐるが、夕立の気分を最もよく表現してゐるものとして、一立斎広重の『江戸名所』新大橋の夕立、『東海道五十三次』の庄野など有名である。

(『東洋画題綜覧』金井紫雲)