善財童子

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ぜんざいどうし


画題

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解説

画題辞典

善財童子は印度福城長者の子なり、発心して五十三の善知識を歴訪せしが、最後に普賢菩薩に会し、その十大願を聞きて阿弥陀如来を信ずるに至りたりという。

善財童子五十三参図(谷森真男氏所蔵)、善財童子五十三参図(上野理一氏所蔵)、善財童子絵巻(奈良東大寺所蔵)

(『画題辞典』斎藤隆三)

東洋画題綜覧

『華厳経』に出る菩薩の名で、生るゝ時、宅内自然に種々の財宝を湧出したので此の名がある、いま寺院三門の楼上において、観音の左に此の童子の像を安置す、これ『華厳経』入法界品にこの童子、文殊師利に従つて南に行き、五十三の善知識に参じた中、観音菩薩その二十七にあると説いたのによつて、これを観音の脇士にしたのであらうといふ、『華厳経』入法界品に曰く。

爾時文殊師利童子、知福城人、悉己来集、復於是時、観察善財、以何因縁、而有其名、知此童子、初入胎時、於其宅内自然而出七宝楼閣、其楼閣下、有七伏殿、於其蔵上、地自開裂、生七宝芽、所謂金・銀・瑠璃・頗梨・真珠・硨渠・瑪瑙、善財童子処胎十月、然後誕生、形体支分、端正具足、其七大蔵、縦横高下、各満七肘、従地涌出、光明照耀、復於宅中自然而有五百宝器、種々諸物自然盈滞、所謂金剛器中盛一切香、於香器中盛種々衣、美玉器中盛満種々上味飲食、摩尼器中盛満瑠璃及摩尼宝、頗梨器中盛満硨渠、硨渠器中盛満頗梨、瑪瑙器中盛満真珠、真珠器中盛満瑪瑙、火摩尼器中満水摩尼、水摩尼器中盛満火摩尼、如是等五百宝器、自然出現又雨衆宝及諸財物一切庫蔵、悉令充満、以此事、故、父母親属及善相師、共呼此児名曰善財。  (仏教辞林)

善財童子を描いたものに左の作がある。

善財童子五十三参図  谷森真男氏蔵

同          上野理一氏蔵

善財童子絵巻一巻   奈良東大寺蔵

(『東洋画題綜覧』金井紫雲)