台金

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だいがね


総合


歌舞伎

の土台になる、銅板製の枠のようなもの。 俳優の頭にぴったりと合わせて作られ、これに髷や髱、鬢の毛髪をとりつけ、また毛髪を植えた羽二重を張ったりして製作される。台金は鬘の種類によって異なり、立役女形と分かれ、立役でも鬢だけのものと甲羅もの、すなわち前頭部の月代の有無によって差異があり、また髱の有無によっても袋付、油付と形が違ってくる。台金はその鬘の基礎をなすものであるから、俳優の重視するところで、ことに刳りり(生え際の形)は、役柄や俳優の容貌に非常に関係があるため、鬘製作に先だって、この台金を俳優の頭に合せて造り、注文や好みを聞くことになつている。これを鬘合せという。