何仙姑

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総合

【出典】

王世貞『有象列仙全傳』

林守篤『画筌』

近世視覚文化を読み解くかせんこ


画題

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解説

画題辞典

支那の女仙にして八仙の一なり。広城県何泰が女なり、生れて頭に六本の細毛あり、年十四、夢に神人に会い、雲母粉を食えば身体軽くなりて、不老不死なりと教えられ覚めて即ち雲母粉を服し、終生嫁せず、山谷の間に住す、その行くや飛ぶが如し、後辟穀して生く。則天武后の時使を遣り之を召す、即ち宮殿に赴きしが途にして消失すという。景龍年中日中昇天す。

(『画題辞典』斎藤隆三)

東洋画題綜覧

支那の女仙人、十四五歳の時から仙術を学び、雲母の粉を食つて飛行自在になることや、五色の雲の中に姿を現はすといふ幽玄味が神仙中の異彩である。詩は『列仙全伝』に載す。

何仙姑広州増城県何泰女也、生頂有六毫、唐武后時、住雲母渓、年十四五夢神人、教曰食雲母粉当軽身不死、夢明甚、因餌之、遂誓不嫁、常往来山谷、其行如飛、毎朝去暮則持山菓帰遺其母、後漸辟穀語言異常、武后遣使召赴闕、中路復失去、景竜中白日昇仙、天宝九載見于麻姑壇、立五色雲中、大暦中又現身于広州小石楼、刺史高暈上其事于朝。

(『東洋画題綜覧』金井紫雲)